取り外し可能な矯正器具インビザライン

歯列矯正の矯正器具「インビザライン」が注目されています。
これはアメリカのアライン・テクノロジー社によって開発されたもので、薄くて透明なプラスティック製のマウスピース型の矯正器具です。
見た目にも目立たないうえに、痛みも少ないので治療に不安がある方も安心です。
インビザラインは患者の歯型に合わせた完全オーダーメイドなので、歯にぴったりとフィットし、取り外しも簡単にできるようになっています。

歯並びの治療はもちろんですが、虫歯や歯周病の予防にもなります。
自分で簡単に取り外しができるため、外した状態で食事や歯磨きがしやすく、口の中を衛生的に保つことができるのです。
また、歯科によっては虫歯を抑制する効果がある「フッ素ジェル」を使用する場合もあります。
歯とマウスピースの間にできる隙間を利用して、そこにフッ素ジェルを流し込み装着します。
長い時間フッ素が歯に浸透することで虫歯予防になるのです。

固定タイプのものは歯磨きの際、ブラッシングがうまく行き届かず、磨き残しや汚れがきれいに取りにくくなります。
食事の時もつけたままなのでマウスピースと歯の間に食べ物が挟まり、磨きにくく衛生面でもよくありません。

見た目を気にする必要がないという点もインビザラインの魅力です。
透明のマウスピースを装着するだけですので、人目が気にならず、精神的なダメージも改善されます。
1日20時間以上の装着が必要になりますが、フィット感のある滑らかな素材ですので、慣れれば付けていることも自然と気にならなくなります。
また、素材がプラスティック製のため金属アレルギーの方にも最適です。

気をつけなければいけない点は、治療中に虫歯や歯周病によって、歯の形が変わってしまうことです。
そうなるとマウスピースを作り直す必要があり、費用も余分にかかってしまいます。
まず虫歯・歯周病の治療をしてからと、断られる場合もあるので、普段からの歯のケアも大切です。

この矯正法も、絶対に治せるとは言い切れず、思ったような結果にならない場合もあります。
あまりに症状がひどいものは完全に治すのは難しいということもあるのです。
しかしそれも、医師との綿密な相談をすることにより、どのような治療を行ってどこまでを目標にするのかということを、納得できるまで説明を受けることで改善できます。
日本ではまだ取り扱っている矯正歯科は少ないのですが、インビザラインはストレスも少なく治療できる矯正器具といえます。